2015年8月27日木曜日

大地動乱時代の幕開け


 大地動乱時代の幕開け

       1990 長崎県雲仙普賢岳の噴火と火砕流
       1993 北海道南西沖地震
       1995 阪神・淡路大震災 震度7
       2000 三宅島噴火 世界で最多火山ガス放出
       2003 十勝沖地震
       2004 新潟県中越地震
       2007 新潟県中越沖地震 震度6強
       2011 宮崎・鹿児島県境の新燃岳噴火(2月)
       2011 東日本大震災(3月)M9.1 大津波
       2013 桜島噴火(8月)
       2014年 伊予灘地震(3月)  震度5強
       2014年 長野県神城断層地震(11月) 震度6弱
       2014年 御嶽山噴火(9月) 死者最多
       2015年 大分県南部地震 (7月) 震度5強
       2015年 桜島噴火 (8月)警戒レベル4
       2015年 日向灘地震(8月26日)M5.2 震度4

以上のようにたった20数年の間に主要なものだけでもこれだけの火山・地震が起こっている!ともあれ地震速報をチェックすると、震度2−3程度の地震は全国規模で毎日起こっているのだ!2011年の国連大学のリポートによると自然災害に関して日本は世界で5番目に危ない国ということになっている。先進国では唯一のワースト5入りだ。その日本が今、火山・地震の活動期に入っている。専門家は近い将来の富士山噴火や日向灘や小笠原西方沖の大地震を予測している。京都大学火山学者の鎌田教授は「まさに、大地動乱時代の幕開けと言っていいでしょう。」と宣言している。大変な時代に遭遇してしまった訳だ。


日本列島大移動

2011年3月11日の東日本大地震に伴う最大の地殻変動は、海底が最大で50m動くという近年稀な現象だった。宮城県の牡鹿半島は東に約5・4メートルの移動した。その後、余効変動でさらに東に約76センチ移動した。同じように地震で49センチ移動した銚子は、さらに48センチ移動するなど、影響は継続した。現在も東北海岸から茨城沖での小規模地震は継続している。東日本大震災の余震と見られるが、ポイントは太平洋プレート(年間約8センチ日本列島側に押し迫っている)の圧迫で歪みが溜まり、一挙に日本列島が乗っかっている北米プレート側が反発して跳ね上がった訳だが、その勢いで日本列島東北部は以来、東へ移動している。





ちなみに、今後は、3:11の震源域の南側にプレシャーがかかっているので、プレートが反発して動く可能性が高いと言える。(いわゆる割れ残りの部分)




さて、それに対して西日本は・・・

2015年8月18日(TBSTNN)ニュースによると・・・
海上保安が初の測量結果を8月18日に発表。4年前から海底の地盤の測を始めた。それによると、フィリピン海プレートが、東海沖、和歌山県潮岬沖で北西方向へ、年間、最大6センチ動いていることが確認された。これは100年間に6メートルとなり、東大地震研究所の古村孝志教授はM8以上の大地震のひずみに対応すると語っている。




つまり、東日本は東へ、西日本は西へプレッシャーがかかり少しずつ移動しているということになる。当然、東と西の中央(フォッサマグナに圧力が集中するだろう)

ひずみ集中
日本列島は陸側のプレートに海側のプレートが沈み込んでいることなどから、地下にひずみがたまり続けている。GPSを使った観測が行われているが、地殻変動によるひずみが集中して活断層による地震が起こりやすい地域があることが分かってきている。こうした地域は「ひずみ集中帯」と呼ばれ、メカニズムの研究が進められてきた。主な「ひずみ集中帯」としては北海道から北陸にかけての「日本海東縁ひずみ集中帯」や「新潟ー神戸ひずみ集中帯」、そして「東北脊梁山地ひずみ集中帯」が知られている。平成7年の阪神・淡路大震災を引き起こした地震や、平成16年の新潟県中越地震、それに平成20年の岩手宮城内陸地震は、いずれもこうした「ひずみ集中帯」で起きている。

フォッサマグナは大丈夫なのか?
教科書で習ったフォッサマグナ(糸魚川〜静岡構造線)は文字通り、日本列島を東西に分断する中央に位置している。これだけの断層がある事自体、大昔からこの地帯には圧力がかかってきていたことを示すものと思われる。


政府の地震調査研究推進本部は24日、関東と隣接地域を6区域に分けて活断層を評価し、各区域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が30年以内に起こる確率を公表した。確率が高い区域では最大40%、低い区域では最大3%。全区域合わせて関東地域のどこかでM6・8以上の地震が起きる確率は50~60%だった。
区域別で30年以内にM6・8以上の地震が起きる確率がもっとも高かったのは「糸魚川(いといがわ)静岡構造線断層帯」がある区域の30~40%だった。(朝日新聞デジタル 20154250517分)



2014年11月に起こった長野県神城断層地震(震度6弱)は、記憶に新しいが、政府の地震調査委はフォッサマグナの北部である神城断層が動いた可能性が高いと結論づけた。さらに、この活断層の南側に延びるM8級の地震が想定されている活断層への影響について専門家は注意が必要と指摘している。ただ、南部のほうは、静岡であり、富士山の近くでもある。富士山噴火はスタンバイ状態と、すでに専門家が口を揃えて言っている中で、南部での断層地震の影響も懸念されるところだ。

ただ、西日本でも東へ移動している箇所もある。西村准教授によると、GPSを使った地殻変動の観測では鳥取県から島根県にかけての日本海に近い地域では地盤が東へずれ動いているという。このため、この地域で地震が起きる場合は断層どうしが横にずれ動くと考えられている。また、過去の記録やこれまでの研究から、南海トラフの巨大地震が起きる前後には西日本の内陸で地震が活発化することが指摘され、鳥取地震の3年後の昭和21年には南海トラフを震源とするマグニチュード8の巨大地震、「昭和南海地震」が発生している。

西村准教授は「南海トラフで巨大地震が発生する可能性は次第に高まってきており、特に西日本では今後、数十年の間は内陸での地震にも備えていくことが必要だ」と話している。

難しい活断層の調査や評価
20年前の阪神・淡路大震災をきっかけに国は専門の組織を作って、これまで全国の活断層の調査や将来、活断層で地震が起きる確率や規模の評価を行ってきたが、その後も、それまで知られていなかった活断層がずれ動いて大きな被害を伴う地震が各地で起き、調査手法や評価方法の在り方が課題となっている。
20年前の阪神・淡路大震災をきっかけに政府は専門家による地震調査委員会を設け、大地震を引き起こすおそれのある長さ20キロ以上の活断層を中心に重点的に調査や分析を進め、これまでに全国の110の活断層帯について将来、地震が起きる確率や地震の規模などの評価結果を公表してきた。しかし、その後も大きな被害が出た地震のほとんどは、それまで知られていなかった活断層がずれ動いて発生している。このうち、平成16年の新潟県中越地震はそれまで知られていない活断層がずれ動いて起きたとみられるほか、平成17年の福岡県西方沖地震や平成20年の岩手・宮城内陸地震などは、地震をきっかけに活断層の存在が初めて明らかになっている

一方、去年11月に長野県北部で震度6弱を観測したマグニチュード6.7の地震は評価の対象とされた糸魚川ー静岡構造線の北部にある神城断層の一部が、ずれ動いて起きたとみられるが、ずれ動いた長さや地震の規模が想定とは異なるなど課題が残っているという。
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一般社団法人 災害支援団体 クラッシュジャパン
次期東京災害対策担当
日本防災士機構公認 防災士

栗原一芳 (くりはら かずよし)
contact@crashjapan.com



2015年7月16日木曜日

トイレ、トイレ、トイレ!


「大地震は忘れぬ頃にやってくる!」



さて、「災害は忘れた頃にやってくる」と言われますが、実は「大地震は忘れぬ頃にやってくるのです。」以下、最近起こった震度5以上の地震です。

       1995年 阪神淡路大震災   最大震度7
       (12年間)
       2007年 新潟県中越沖地震  震度6強
      (4年間)
       2011年 東日本大震災    震度6強 津波被害
                   東京でも5強、帰宅難民
         (3年間) 
   2014年 3月 伊予灘地震  震度5強
         (8ヶ月)
   2014年11月 長野県神城断層地震  震度6弱
         (1年間) 
   2015年 7月13日 大分県南部地震 震度5強
 
   ????????????


ここ数日間でも震度2〜3程度の地震は全国的に起こっています。

7月12日 八丈島沖    震度2
      千葉県東方沖  震度2
      宮城県沖    震度2
7月13日 日向灘     震度2
7月14日 石垣島     震度2
      釧路支庁中南部 震度2
      福島県沖    震度3
7月15日 伊豆大島    震度2
      八丈島近海   震度2

先日の小笠原諸島西部沖地震(5月30日、震度5強)、そして、昨日の伊豆大島、八丈島での地震、そして、箱根山噴火という伊豆火山帯の活発な活動が気になりますね。富士山噴火の可能性もまだ十分あります。横浜の震度6以上の地震発生確率は、今後30年で78%です!日本は地震と火山の活動期に入っています。地震災害はまだまだこれからです。

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トイレ、トイレ、トイレ!

大震災の場合、ライフラインがストップし、停電が長期化します。その事態をちょっと想像してみてください。大都会が真っ暗になるのです。上水、下水の流れを確認できるまで、公共のトイレは使用中止になります。首都圏直下型地震の場合、断水は最悪一ヶ月という予測が出ています。自宅のトイレも使えません。水が一滴も出ないということは、そこに便をすると、からからに乾いてこびりついてしまうということです。多くの人が備蓄というと、水や食物を考えますが、どのくらいの人が緊急トイレの備蓄を真剣に考えているでしょうか?東久留米市のある自治体の調査では水、懐中電灯の用意は8割あるのに、緊急トイレの用意は2割にとどまっています。ある程度落ち着くと自治体や行政から水や食料の配給が始まります。しかし、トイレは配ってくれません。

そして、公共のトイレは使用中止のままという事態になります。被災地の避難所のトイレは汚物が床まで流れ出し地獄絵だったといいます。生理現象なので仕方ありません。食べたり飲んだりすれば当然出るのです。逆にトイレに行かないために水を我慢すると体調を壊します。避難所や公園にある防災倉庫には水や毛布などはありますが、緊急トイレがあるでしょうか?自治会や避難所で一応、仮設トイレを用意していることろもありますが、私が見たところでは、圧倒的に数が足りません。大変心配です。2−3台置いたところで、どうしようもないのです。何百人が避難所生活する小学校では少なくも20台(男女分けて)は必要でしょう。多ければ多いほどいいのです。これは是非、自治体、あるいは避難所運営委員会で前もって検討していただきたい重要課題です。




コンビニやガソリンスタンドが帰宅支援センターになることになっていますが、首都圏で800万の帰宅難民が出るという予測の中、コンビニの1つのトイレでは大変心細いのです。しかも、断水となれば、使用中止になります。市役所、区役所などの公共施設でも是非、十分な緊急トイレの用意を御願いしたいものです。田舎なら何とかなりますが、普段、便利な都心では、断水、停電となるとたちまち自然の森より不便な地獄となってしまうのです。

家庭でも、2週間分くらいの緊急トイレの備蓄をお奨めします。便座自体が使える場合には、ビニール袋、凝固剤、消臭剤のセットを人数x日にち分。古い日本家屋で便座自体が壊れる可能性がある場合は、組み立て式のトイレ、できれば、それをおおう、個人用テントが欲しいところです。是非、一度、東急ハンズの防災グッズ売り場やアマゾンで調べてみてください。事が起こってから「ああ、買っておけばよかった」ということにならないように!



また、前回の小笠原諸島西方沖地震でエレベーター停止問題が注目されました。エレベーター閉じ込めはもとより、オフィスでも断水となれば、トイレが使えなくなります。バッグの中に緊急トイレを携帯しておくことをお勧めします。

下記写真は池袋消防署・防災館で販売していた緊急トイレ。男性用(怪我冷却用にも使えます。)260円、男女兼用360円でした。

 


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一般社団法人 災害支援団体 クラッシュジャパン
次期東京災害対策担当
日本防災士機構公認 防災士

栗原一芳 (くりはら かずよし)
contact@crashjapan.com