東京を襲う災害
数年前には香港でSARSが流行、世界都市香港がパニックに陥りました。新しい形の都市災害でしたね。地震の話の前に、ちょっとだけ、大都市東京を襲う可能性のある災害に触れてみましょう。東京でもオウム事件では首都圏がパニック状態になりました。秋葉原無差別殺人事件があり、ただ道を歩いていても事件に巻き込まれるという不安を覚えるようになりました。また、竜巻や猛暑といった自然災害も不安要素です。東京を襲う可能性のある災害は人為災害と自然災害があり、従来型と新しいタイプの災害があります。
1)従来型の災害としては、
自然災害
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火山噴火災害 (三宅島噴火/今後の富士山
噴火?)
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風水害
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地震 (今後の東京湾岸北部直下型など)
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竜巻など
人為災害
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大規模事故
(原発事故、石油タンク爆発炎上、鉄道、
航空機、船舶事故)
2)新たな災害としては、
自然災害
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新型インフルエンザ等
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温暖化による異常気象
人為災害
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武力攻撃災害 (ミサイル、ゲリラ等)
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大規模テロ (無差別殺人)
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サイバーテロ
などが考えられます。一応、これらを念頭に置きつつも、このブログでは東京の次期地震災害にフォーカスしてゆきます。
予測される日本の地震
日本は、まさに地震大国。地球の地殻は数10キロ、卵で言えば、殻の部分のように薄いのです。10数枚のプレートが地球全体を覆っています。それらのプレートはそれぞれ違う方向に年間数センチの速さで動いています。その下にはマントルが対流しているからです。太平洋プレートの下では日本に向かって地殻下ではマントルが動いており、日本周辺のプレートの境で下に潜り込んでいます。その結果、太平洋プレートは日本側に押され、それに反発して北米プレートが跳ね上がり、今回の東日本大震災の地震が引き起こされました。
今回、縦幅480キロ、横幅150キロの範囲で平均10mプレートが動きました。東北での3つ、4つの地震は個別に起こるという予想に反して連動して広範囲の地殻変動が起こってしまいました。その結果、牡鹿半島が5m、朝鮮半島も1−4cm動いたと言われています。1978年に中央防災会議で予測した10の地震のうち、8つはすでに起こりました。残っているのは首都直下(30年で70%)、東海地震(30年で87%)なのです。*その後の調査で、首都直下は4年で50%と発表。
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